弓那：神撫ジャーナル、拡張版第１回！　最初は、予想よりもお便りがたくさん来たから、
それをフォローする為にお便り専門コーナーが用意されたのよね！
藍：はい、説明台詞ありがとう。
弓那：そ、そんなつもりなかったのに！！
雲母：とにかく、天空のユミナは発売の半年以上前から、神撫ジャーナルと称して映像配信を行なっていたわけだ。
歩武：でもって今は、発売直前のユミナ祭りが開催中ってことで……
雲母：うむ。過去の神撫ジャーナルと付随して配信されていた、視聴者からのお便り紹介コーナー、 題して『神撫ジャーナル拡張版』……そのまますぎるネーミングだが、これを一挙再公開するぞ。
弓那：おぉー！　あたし達の想い出がここに凝縮！
藍：最初はみんながまだ慣れていなくて、手探りっぽさが残っているかもしれない。
歩武：そうだな。でもそれも、想い出の中に含めて振り返ってみようぜ。
藍：了解。まるで生娘のような恥じらいを見せる歩武の声を、堪能しよう。
歩武：ねぇよ！！！

雲母：ジャーナル第２回では、さらにお便りが増えたな。
弓那：やっぱり最初は戸惑うもの！　でもってノリを理解したら、みんな送ってみようって気になるのよね。
藍：その結果がこれ。題して、変態が大量に湧いて論説部のみんなが困っているでゴザル、の巻。
歩武：視聴者を変態呼ばわりするなよ！　……確かに一部は変態だったけどさ。
雲母：無礼講だと分かった途端にこのノリに走るのはな……モラルの崩壊を感じずにはいられん。
藍：そうは言いつつ、まんざらでもなかった雲母ちゃん。
雲母：勝手に解説するな！　スリーサイズなど聞かれて喜ぶわけないだろうが！！
藍：それは勝者の驕り……名指しでスリーサイズを聞いてもらえるだけでも、喜ぶべきだと思う。
弓那：だ、大丈夫よ！　１回目でスルーされてても、ちゃんと来たじゃない！　藍あてのお便り！
雲母：まったく、面倒なやつだな……昔の記録に文句をつけても仕方ないだろう。
弓那：大体あたしだって、散々弄られてたっての！　散々弄られ倒して苛め尽くされたっての！！
歩武：いいじゃん、弓那は弄られる快感に目覚めたんだからさ。
弓那：そんなのまだ目覚めてなーい！！！
雲母：まだ？　なるほど、将来の予定には入っているのか。
弓那：あぁ、違う！！　まだじゃなくて目覚めないの！！　ちょっとあんたら、話聞けー！！！

歩武：昔を振り返るのって、やっぱり面白いもんだな。
弓那：これは神撫ジャーナルの拡張版が、いつの間にか定番になってもう３回、って時期のやつね！
雲母：ちゃっかり定着したわけだが、同時にこの辺りから、何かが壊れ始めた気もするな。
藍：壊れ始めた？　なるほど、弓那の羞恥心が轟音と共に崩壊していった、と。
弓那：あたしはいつだって真面目よ！　清く正しく生きる清純派アイドルよ！
藍：などと意味不明の供述をしており、警察は動機の追及を進めています。
雲母：壊れたのは貴様だ馬鹿御木津。どんどんネタキャラ化していっただろう。
藍：…………
歩武：不人気キャラから、人気にがっつくキャラ、そして開き直り……華麗な転身だったなぁ。
藍：……………………
弓那：雲母はお叱りキャラで、あたしは弄られキャラって決まってたけど……藍は何か、飛ばしてたわよね。
藍：…………みんな嫌いっ！！　（涙の粒を残しながら走り去る）
弓那：……え、何？　マジ泣き？　……あ、あたし言い過ぎた？
歩武：いや、マジじゃないから。陰からちらちらこっち見てるよ。
藍：…………
雲母：ほうっておけ。どうせ晩御飯の時間には忘れるだろう。